権蔵温泉
【東鳴子】田中旅館
玄関口 ロビー 混浴大浴場 コレも混浴大浴場 貸切家族風呂 コレも貸切家族風呂 これらの写真は宮城県在住のNさん撮影になモノです |
田中旅館には2度訪れています。1度目は2002年の大晦日に宿泊しています。2度目は2005年の夏に日帰り入浴しました。 ・施設 おそらく新築当時は、モダンで、かなり凝った造りをした高級旅館だったものと思われます。しかし、全然手入れをしていないため、いまやあちこち傷みまくり、掃除は悪いし、設備も故障がち、クモの巣だらけの、ぼろ旅館になってしまいました。 まずは、宿泊体験から語りますかね。 ここは、食事付きの旅籠プランと、自炊の湯治プランがあるようです。私は旅籠プランで宿泊しました。自炊棟と旅籠棟は分離しています。 大晦日だというのに、旅籠棟の宿泊客は私と、もう一組だけ。それだけでもイヤな予感が漂うというモノ。 玄関をくぐっても、誰も出てこない。大きな声で呼ぶと、賄いおばさんがでてきて、部屋に案内されました。 6畳一間の和室には、一本足の折れたコタツがあるのみ。コタツ布団もないのですよ。 仕方がないので、寝る布団と毛布を組み合わせてコタツを作りました。しかも、夜になると、スチームの暖房が早々に止まってしまい、寒いのなんの。足が一本折れたコタツは、肩肘ついて抑えていないと倒れちゃうし。 テレビは、あるにはあるのですが、押しボタンチャンネル式の骨董品で、接触が悪く、ボタンを押し続けていないと映らない。コレには困りました。 夕飯についてきた箸を輪ゴムで縛って棒をつくり、手を伸ばし、箸でずっとボタンを押し続けながら観る。そうしながら観た紅白歌合戦は忘れられない想い出になりました。 夕飯も悲惨でしてねぇ、どこかのスーパーで買ってきたであろう、できあい総菜の餃子と、色の変わったマグロの刺身。他には肉料理一品とみそ汁と漬け物。夕飯なのに味付き海苔。これで金を取っていいと思ってるのか?って問いつめたい代物。 情〜けなく〜て涙〜が出そう〜♪(キャンディーズ風に)です。 はっきり言って、ここは風呂はいって寝るしかない宿でした。 翌朝、同宿していた親子づれがプンプン怒って帰っていきましたね。 ・湯 この宿は、たいそう広い敷地を持ってまして、そこに11本だかの源泉があるそうです。そのうち調子のいい4本からお湯を引いています。混浴の大浴場の他に、小さな家族風呂がたくさんあって、四つの源泉でバラエティーに富んだ湯浴みが愉しめます。 大浴場は混浴ですが、大変広々とした浴室です。昔はさぞかし立派だったものと思われます。 お湯は、東鳴子のお湯そのもので、アブラ臭のする熱いお湯でした。 ・感想 二度目に訪れたときは、若い従業員さんがいて、少しキレイになっていました。お湯は文句なしにいいです。 |
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